神門 / 夢
神門、15枚目のアルバムは並々ならぬ熱量が封じ込められた長編集。ラップに出会ってから今日までのことを歌い上げた14分にも及ぶ「一握り」は必聴!
「好きなことをして それで食べていける人なんて その中でも ほんの一握りの限られた人達だけなんやから まじめに働きなさい」
神門、15枚目のアルバムは並々ならぬ熱量が封じ込められた長編集。
ラップに出会ってから今日までのことを歌い上げた14分にも及ぶ「一握り」は必聴!!
短編集『掌』からわずか一ヶ月、長編集と銘打たれた15枚目のアルバム『夢』。「一握り」が約14分。「夢をあきらめて現実を生きます」が約12分半。
「さて、どう生きようか?」が約8分半。就職活動での葛藤を赤裸々に歌った「さて、どう生きようか?」、ラップで食べていくことをあきらめ、公務員試験合格を目指す「夢をあきらめて現実を生きます」、神門を代表する長編2曲を再録して収録。キャリアを重ね習得した熱量で高らかに歌い上げられる。そして、今作を代表する新曲「一握り」。「好きなことをしてそれで食べていける人なんて、その中でもほんの一握りの限られた人達だけなんやから、まじめに働きなさい」そんな世間的にもよく聞く台詞から始まる本楽曲は、音も様々に形を変えながら、怒涛の言葉達がそこへ重なる。韻、構成、言葉選びが14分という長さをあっという間のものにする圧巻の仕上がり。長尺ながら、3曲ともテイクのつぎはぎは行わず、頭から終わりまで一本のテイクを使用。ごまかしのきかないレコーディング方法で臨んだからこそ生まれる熱量、緊張感、迫力がそこには宿っている。キャリア第1章を完結させる一枚と言っても過言ではない大作がここに完成した。
■PROFILE
神門(ゴウド)
1986年生まれ。神戸在住。2005年6月11日より活動開始。自身の弱さや欠点を包み隠さず、赤裸々に表現し続けるラッパー。2007年リリースの1stアルバム『三日月』を皮切りに、今まで計13枚のアルバムをリリース。
2022年11月、自身初となる短編集『掌』(14枚目のアルバム)、12月には長編集と名付けられた大作『夢』(15枚目のアルバム)をリリース。