NESSOW / RiverSticks
2nd Albumは贔屓目無しに問題作と銘打てる作品だと言える。ビートメーカーはDJ Mitsu the Beatsをはじめ、Sei , UZFEELDからUndollasun,yamabequo beatzの4名を選出し、vocal&chorusには酒井尚子ただ一人
前作のFarewellから1年余りの月日を経て完成した2nd Album【RiverSticks】は贔屓目無しに問題作と銘打てる作品だと言える。
今作で彼が招いたビートメーカーは説明不要のDJ Mitsu the Beats(M09)をはじめ、lofiなビートで聴く人を魅了するSei , 同胞 UZFEELDからUndollasun,もはや朋友である yamabequo beatzの4名を選出し、vocal&chorusには酒井尚子ただ一人という蛇足無しの厳選、そしてシークレットゲスト枠のGLATも見逃せない。
■PROFILE
江戸川区小岩出身のダンサー兼ラッパー。
目に見えないものの大切さを何よりも感じ恩恵を受けるべくして受け、それは今もなお進行形で続いている…。
その独特なステップはダンスという表現方法だけに留まらず言葉を用いたラップにまで色濃く反映されている。
前作のフェアウェルと大きく異なる点は“進化”と“深化”と“新化”の3つだ。
この場合の“しんか”とは初志を曲げず進み、無駄にその他大勢とは関わらず、新たな作品を日夜作り続けているスタンスのことを指す。
ただ人前に出るようなプレイヤーでもなく、誰かの評価の上で踊らされるダンサーでもない。
一心不乱に自分と向き合い、その感性を尖らせながら発明を続ける生粋のアーティストである。
前作の意思を繋いだまま、軽く凌駕する今作の“真価”は止まらない。