DJ MAKOTO / Sweet Motion -Black Contemporary Mix- (紫盤)
ウェット且つ洗練されたソウル・ミュージック「ブラック・コンテンポラリー」MIXの続編。前作「赤盤」「青盤」は大好評により即完売。スロー中心でグルービーな「紫盤」
DJ MAKOTOによるウェット且つ洗練されたソウル・ミュージック「ブラック・コンテンポラリー」MIXの続編。
前作「赤盤」「青盤」は大好評により即完売。今回もムーディーでありつつテンポにつられ踊り出したくなる「黄盤」、スロー中心でグルービーな「紫盤」の2枚を同時リリース!!
ALEXANDER O'NEAL、AINTA BAKER、CHAPTER8、GIORGE PETTUS、ISLEY BROTHERS、LUTHER VANDROS、MIDNIGHT STAR、SHERRICK、THE S.O.S.BAND等々、名曲から元ネタ人気の高いメロウなスロウジャム、ゆったり踊れるドラマティックなディスコサウンドまで、余すことなく当時の甘美な情景に誘います。
ーーーーーー
ブラコンのドラマは第4話。
本作は同時リリースされた
「Sweet Motion ~Black Contemporary Mix~(黄盤)」の続編とさせて頂く。
黄盤を是非とも聴き終えてこちらを読んで頂ければ幸いだ。
・・・
「黄盤」からの本作「紫盤」は「洗練された都会的サウンド」のサウンドスケープはもちろん、
その裏にあるアフリカンアメリカン特有の土臭さまでも深く掘り下げた拡大版とも言えようか。
1曲目はウェディングソングとしても定番のHERE AND NOW / LUTHER VANDROSSから。
至福を約束された華々しい曲からSTEP BY STEP / STARPOINTまでラグジュアリー極まりない流れ。
序盤にしてDJ MAKOTOの色気が最も匂い立つ好MIXだ。
贅沢な音の粒子は鳴り止まない。
ROCK WIT'CHA / BOBBY BROWN
BETWEEN THE SHEETS / ISLEY BROTHERS
CAN'T GET OVER YOU / MAZE & FRANKIE BEVERLY
洗練の裏に密かに潜む漆黒のエッセンスもそっと注がれ、ほろ苦さがより「紫」を挽き立てる。
ラストチューンはANY LOVE / LUTHER VANDROSS。
誰しもが認める「ブラックコミュニティのヒーロー」、LUTHERに始まりLUTHERに終わる。
ブラコンに対する1つの回答を垣間見た気がして、大いなる賛同でしかない。
酸いも甘いも教示してきたDJ MAKOTOが先生なら、感受された我々はさながらブラコン生徒。
「赤盤」「青盤」「黄盤」「紫盤」は所々に散りばめられている僅かなレコードノイズも含め確実なオンリーワン、愛のバイブルと忌憚なく言おう。
【Text By RYJZ1】
■PROFILE
1997年よりDJとしてのキャリアを本格的にスタート。自身が最も得意とする80~90年代の「歌物」で培われた曲の良さを引き出す選曲には定評がある。レコード屋での下積み時代にDJの本質とアナログ愛を学び、現在に到るまで六本木、渋谷、恵比寿、横浜など都内近郊のイベントを中心に精力的に活動。
23年間続く「FLIP Da STYLE」@渋谷FAMILY、「PROJECT K」@新丸子FATBROSなどにレギュラー出演。幅広いネットワークを活かしながら、イベント主催、及び良質なDJ'sのMIX作品なども手掛けている。
主な自身のリリース作品としては、「Sweet Motion ~Black Contemporary Mix~」(赤盤・青盤)の他、近年の良質なアーバンダンサーを収録した「FLASHING NIGHTS」(Vol.1~2)、New Jack
Swing関連作品としては継続的且つ記録的なリリースを誇る「SWINGY DAYS」 (Vol1~4、FINAL EDITION)、Slow~Mid Tune満載な「SLOWLY DANICIN'」(Vol.1~3)、プロデュース音源縛りの企画「Remains」(Vol.1~2)がある。