DJ MAKOTO / Sweet Motion -Black Contemporary Mix- (黄盤)
ウェット且つ洗練されたソウル・ミュージック「ブラック・コンテンポラリー」MIXの続編。前作「赤盤」「青盤」は大好評により即完売。今回もムーディーでありつつテンポにつられ踊り出したくなる「黄盤」
DJ MAKOTOによるウェット且つ洗練されたソウル・ミュージック「ブラック・コンテンポラリー」MIXの続編。
前作「赤盤」「青盤」は大好評により即完売。今回もムーディーでありつつテンポにつられ踊り出したくなる「黄盤」、スロー中心でグルービーな「紫盤」の2枚を同時リリース!!
ALEXANDER O'NEAL、AINTA BAKER、CHAPTER8、GIORGE PETTUS、ISLEY BROTHERS、LUTHER VANDROS、MIDNIGHT STAR、SHERRICK、THE S.O.S.BAND等々、名曲から元ネタ人気の高いメロウなスロウジャム、ゆったり踊れるドラマティックなディスコサウンドまで、余すことなく当時の甘美な情景に誘います。
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前作「赤盤」「青盤」でブラコンの妙味を遺憾無くMIXしてみせたDJ MAKOTOが間髪入れずに続編となる「黄盤」「紫盤」をリリース。
前作が1ジャンルで2枚のリリースだっただけにこの短いスパンでの続編は正直驚愕である。
更に今回も2枚のリリース、どうやら彼はまだブラコンについて語り尽くせていないご様子。
では本作「黄盤」について彼から発せられるブラコン論に耳を委ねてみよう。
「洗練された都会的サウンド」、当然ブラコンの軸は一切揺るがず、ぶれる事がない。
前作以上にバラエティに富んだアーティスト、年代の楽曲がシルクのシーツに触れたかの如くスムーズにMIXされていく様は、スイートルームのひと時のような時間を貴方に与えるだろう。
そんな優雅な時間はANITA BAKERからALEXANDER O'NEALへのMIXで一瞬止まる。
後半にかけての熱の帯び方が前作「赤盤」を模倣していると気付き回想するまで。
同ジャンルで同じ流れ、ふとした聞こえはマンネリと受け取れるかもしれないが、むしろ逆だ。
幾多の曲を新たなGROOVEとして成立(MIXING)させることこそ確実なスキルを携えたDJの証明とさえ言える。
DJ MAKOTOの研ぎ澄まされたマスタープランに止めどない賛辞が溢れる。
そうして今回も例に漏れず舌を巻きに巻いたところ、今が旬な82年の「あの曲」で黄盤はラストを迎える。
「現行の歌心」を堅く掴みつつタイムレス。
過去を凌ぐ勢い、しとやかでいて煌びやかな傑作だ。
【Text By RYJZ1】
■PROFILE
1997年よりDJとしてのキャリアを本格的にスタート。自身が最も得意とする80~90年代の「歌物」で培われた曲の良さを引き出す選曲には定評がある。レコード屋での下積み時代にDJの本質とアナログ愛を学び、現在に到るまで六本木、渋谷、恵比寿、横浜など都内近郊のイベントを中心に精力的に活動。
23年間続く「FLIP Da STYLE」@渋谷FAMILY、「PROJECT K」@新丸子FATBROSなどにレギュラー出演。幅広いネットワークを活かしながら、イベント主催、及び良質なDJ'sのMIX作品なども手掛けている。
主な自身のリリース作品としては、「Sweet Motion ~Black Contemporary Mix~」(赤盤・青盤)の他、近年の良質なアーバンダンサーを収録した「FLASHING NIGHTS」(Vol.1~2)、New Jack Swing関連作品としては継続的且つ記録的なリリースを誇る「SWINGY DAYS」 (Vol1~4、FINAL EDITION)、Slow~Mid Tune満載な「SLOWLY DANICIN'」(Vol.1~3)、プロデュース音源縛りの企画「Remains」(Vol.1~2)がある。