5lack × Aaron Choulai / Unfounded [CD]
5lackが一人の天才と遭遇した。Aaron Choulai(アーロン・チューライ)、ジャズピアニストとして知られる彼がここまでヒップホップを使いこなせるとは思わなかった。ネクストレベルな極上ジャズヒップホップが完成した。
また一つ、新しいものが生まれた。ヒップホップを軸に予測不可能な作品を生み出し続けてきた5lackが一人の天才と遭遇した。Aaron Choulai(アーロン・チューライ)、ジャズピアニストとして知られる彼がここまでヒップホップを使いこなせるとは思わなかった。並外れた音楽センスから期待はしていたものの、その想像を遥かに上回るビートを仕上げて来たのだ。5lackの天井知らずのラップスキルもさることながら、今までとは一味も二味も違うネクストレベルな極上ジャズヒップホップが完成した。5lackが彼を知るキッカケとなったビートメイカーのOlive Oil(オリーブオイル)をリミックスに迎えるなど、ヒップホップファン問わず聞き逃せない作品に仕上がっている。
『Unfounded』彼らが音楽を作る事に理由なんてない…。
■PROFILE
5lack a.k.a 娯楽(またはs.l.a.c.k.)
日本東京出身のラッパーであり、それと同時にトラックメイカーでもある。
前作、アルバム『夢から覚め。』の高評価、高セールスの記録や2015.11.29から地上波で放送されているDOCOMO×東京オリンピックのCMに起用されるなどの記憶が新しい。
東京 福岡 その他数カ所に拠点を持ち、現在も日本国内を中心に5lackの音楽は広がり続けている。
彼を知らずに日本のHIPHOPは語りきれない。
Aaron Choulai(アーロン チューライ)
パプアニューギニア出身のジャズピアニスト・作曲家・ビートメーカー。ニューヨークや東京のジャズやノイズ、即興音楽のシーンなどでの活動に加え、マルチメディアの異文化間フェスティバルの委嘱などを受け、さらにMantraやKojoeなどのMCのためのプロデュースをするなど、このピアニストの活動は幅広く、冒険的である。2014年Freedman Fellowship Jazz Award受賞、2015年Mobb Deep Remix Contest優勝。2003年にオーストラリア・メルボルンの音楽大学VCAを卒業後、様々なアーティストとの共演でピアニスト、そして作曲家として活動を広げる。中でもチューライが発足したバンド“Vada”は、彼のオリジナルを演奏し、やがて“Fitzroy scene”として知られるようになる、2000年代前半に出現した音楽シーンを作り上げることになる。同じ頃に、オーストラリアで最も人気があるとされるポップシンガーKate Ceberanoの音楽監督としてオーストラリア国内ツアーの数々をするだけでなく、オーケストラやバンドのための編曲の仕事も始める。2003年より海外からも評価を得、定期的にニューヨークへ渡り始める。そこでJim Black、Ben Monder、Joel Frahm、Tim RiesやBilly Drummondといったミュージシャンと共演やレコーディングをするようになる。やがてニューヨークに根付き、Sunnyside Recordsよりアルバムのリリースをし、バンドリーダーとしてアメリカ国内やヨーロッパツアーを行い、イタリアのUmbria Winter Jazzや南仏のJazz a Juanなどのフェスティバルに出演する。この頃、チューライは雑誌All About Jazzなどで評価を得、2006年にはオーストラリアジャズアーティスト新人賞を受賞。2007年にオーストラリアの数々の人気アボリジニーアーティストが共演するMel
bourne International Arts Festivalによる企画“Black Armband”の音楽監督・編曲者・ピアニストをつとめるためにオーストラリアに戻り、オーストラリアのあらゆるフェスティバルに出演し、2008年にはLondon Theatre Festivalにも出演。他にメルボルン交響楽団、オーストラリア交響楽団、アデレード交響楽団などのために編曲し、共演。同じ頃にオーストラリア、クイーンズランド音楽祭の委嘱を受け、“We Don?t Dance For No Reason”を作曲し、プロデュースする。これは彼のバンド“Vada”とパプアニューギニアのタタナ村のPerovetaというジャンルの聖歌隊のコラボレーションであり、広くに渡り絶賛され、Melbourne International Arts FestivalやWOMAdelaideなどオーストラリアの主要フェスティバルで連日満席のコンサートを開催することになる。同年、“Melbourne Magazine”で、メルボルン・オーストラリアで最も影響力のある者の一人として選ばれる。2009年にチューライは日本・東京に活動の拠点を移し、2013年には東京芸術大学音楽環境創造科修士課程を修了する。在学中にもジャズピアニストとして活動を繰り広げ、国内ツアーも行い、様々なバンドのリーダーとして日本のジャズ・インプロヴィゼーション界に根付く。この時期に、ジャズ界の外の日本やオーストラリアのシンガーやMCのアルバムをプロデュースし始める。現在も東京を拠点とし、プロデューサーとしてはNgaiire、MANTRA、Joelistics、KojoeやOlive Oilなどのアーティストと関係を持ち、同時にピアニスト、そしてバンドリーダーとしての活動も続け、定期的に日本国内外で演奏をしている。