RAW-T / YELLOW ALBUM
ICE DYNASTYのフロントマン“RAW-T”。遂に1st Solo Albumをリリース。極めて私小説的だが確かな普遍性がある名盤だ。※初回限定CD特典付き!!
ICE DYNASTYのフロントマンとして数々の現場をRockしてきたRaw-T。
2013年6月26日、ソロとしての1st Albumが遂にリリース。
待ち望まれていたにもかかわらず、ソロアルバムリリースのアナウンスからかなりの時間が経過した背景には、本人と制作チームの意向により、楽曲はもちろん、アートワークから映像、プロモーションにいたるまで、全てに納得いく段階を制作期間と設定し、一切妥協のない完成度、そしてタイミングでとゆう考えがあった。
その本作のタイトルは”Yellow Album”。現代の日本に生きる一人のAsian(黄色人種)としての誇り、思考やIdentityをHip Hop / Rapとゆう音楽のフィルターを通し、再確認する、させるとゆう大まかなコンセプトを基に生み出された全11トラックは、確固とした11通りのストーリー、テーマがあり、そこには迷いや半端とゆう言葉は見当たらない。
ICE DYNASTYとしてのメインストリームなアプローチや数々の客演のなかで見せた、言葉を吐くたびに鋭さを増す描写力、唯一無二の攻撃力と説得力、そして時に複雑な、時にユーモアを交えた独特なメタファーを使い言い切っていくその「わからせる」ラップスタイルは今作で更なる進化を遂げた。
ビルに囲まれた繁華街の裏路地からのぞき見た東京の町を連想させる情景描写など、その世界感が非常に生々しくパッケージングされた今作は、自身のラップに加え、プロデューサー陣とも見事なまでにその世界感を共有し、提示することに成功している。
まさにRaw-Tといったようなサンプルのネタ使いの楽曲から、攻撃性やメッセージ性を一段と引き立たせたギターサウンドを使用した楽曲、自身のルーツを振り返るイメージのサンプルを現代版にブラッシュアップさせた楽曲など、上質なトラックが揃い、その全てが絶妙な化学反応を見せている。
様々な感情が交差していくなかで吐き出される言葉。そこには光と闇が見え隠れする。
極めて私小説的だが確かな普遍性がある名盤だ。
1. G.O & RAW-T - One Shot, One Kill
Produced by Kockpit
2. RAW-T - Desperado Remix feat. Kuts Da Coyote & Gen-One
Produced by Zipsies
3. RAW-T & RAIZEN & メシアTHEフライ - BLACKNEWS
Produced by Lord 8erz of Cracks Brothers
4. RAW-T - Counter Flow Instrumental
Produced by Kockpit
【Profile】
東京を拠点とするICE DYNASTYのフロントマン。昭和58年、昭和の終盤に生まれる。
10代の頃からこの街を彷徨い、東京の裏と表をラップとゆう表現方法で描写し続ける。
そのスタイルはまさに”Raw & Uncut”。生々しさがある情景描写に加え、ハードで重みのあるリリックは聴くモノの心を深く突き刺す。
独自の視点と感性のみでこの街を練り歩き続け、数々の客演やIce Dynastyとしてのリリースは勿論、過去にはコンピレーションアルバム”Nice
Dream”をコンパイルするなど、多岐に渡る活動を展開する。
ありのままを地で行く、RawなMost Underrated Rapper。