MSC / 新宿STREET LIFE
前作から約3年。日本最強のヒップホップクルーMSCが、待望の2ndアルバム『新宿STREET LIFE』をリリースした。トラックはより進化し、リリックはより深化した本作!!
長らく廃盤が続いた "STREET LIFE" が遂に再発!
収録曲は一緒ですが、DVDの内容が変更されました。
MSCについて『indies issue』VOl.24から転載
「今の世相のエネルギーを最もダイレクトに表現しえる彼らの存在、空気感が魅力的に思えるのは個々が「点」だからである。自分の思うクルーとしての一番の理想型。「線はのびていくことができるが点はのびようがない。しかし点は爆発する。」ってことです。Keep Progressing!」
(エンジニアILLICIT TSUBOI)
「漢はその巨体がしめす通りロックを次々と飲み干す。オレの乾いた心にもガソリンが継ぎ足される。飲む、打つ、買う。そこから才能が、溢れ出る。決して枯れない。
」(DJ MAKI THE MAGIC)
「MSCを知れば知るほど間違いなく日本一のグループだと分かる。雑誌上等で詳しく説明できませんが、東京内であれをやるのは恐ろしい才能と実力、運までも味方にしないとありえない。俺はそれくらいの奇跡のクルーだと思ってるし、それくらい東京はえげつなく、危ない。またよろしく!」
(DJ BAKU)
「初めてMSCを見た時「堕ちる所まで堕ちろ、どん底で学べ」その訴えに歓声をあげずにいられず、当時ラッパーへの共感や衝撃を諦めかけていた私は希望すら覚えた。数あるラッパーが「俺たちはリアルだ」と呪文のように口にし、それには何の説得力も無かったが、リアルという言葉が何を指し示すのかMSCのライブを見れば判る。ハードなだけじゃない器のでかさ。暗黒のようで実は闇の中の一寸の光。破壊と再生を繰り返す超リアルな男たち。初めてこの言葉使います、リスペクト!」
(MC RUMI)
「その昔、社会的な歌詞で一時代を築いたパブリック・エナミーのチャックDはヒップホップを「ゲットーのCNN」と表現した。つまり、優れたラッパーは都の綻びを伝えるスポークスマンでなくてはならない。MSCは、この日本に久々に出現した都市のリサーチャーだ。時代の空気を誰よりも素速く形にするのは優れたアーティストの使命のひとつだが、日本のヒップホップはあまりにそれをおろそかにしていたため、彼らの出現は大きな驚きを持って迎えられた。MSCの伝える時代の閉塞感は、僕らの暮らしのすぐ足許に潜むものだ。日本にはストリートがないという人がまだいるが、ならMSCの歌う現実をどう解釈したらいい?そして、そこから這い上がろうとしている彼らの視線はそのまま僕らにとっても希望であるかもしれないのだ。」
(転載抜粋:ライター古川耕)