V.A / 若き血 Vol.2
全国各地のホットな若手アーティスト達にスポットライトを当て、 その若手達によって構成されるコンピレーションアルバム「若き血」。 Yellow Diamond CrewのZEUSの呼びかけにより、全国から熱きヤングガンズ達が集結した。
全国各地のホットな若手アーティスト達にスポットライトを当て、その若手達によって構成されるコンピレーションアルバム「若き血」。
2009年8月にReleaseされたVol.1では、全国より15組のアーティストが参加し、アメブレイクの協賛により、全国ツアーを敢行し全国を揺るがした。 そして2010年「若き血 Vol.2」のプロジェクトが動き出す。
Yellow Diamond CrewのZEUSの呼びかけにより、全国から熱きヤングガンズ達が集結した。
北海道からは札幌を中心に活動する、若手クルー2組をピックアップ。 重いビートに、タイトかつリリカルなライムを乗せ、勢いのあるライブでリスナー達の耳を、くすぶらせる”J.S.C” そして、様々なラッパー達へのトラック提供、また自らもラッパーとしクルーのリーダーを務める、Jazadocumentが率いる、”X-DOPE ENT.” 軽快なリズムに、ポピュラーな要素を盛り込みながらも、HIP HOP的要素はしっかりと掴んでいるドープなクルーだ。
宮城、仙台からはBLACK RIVER SIDEクルーより ”BAKKS&RIEN” の2組が参加、鋭くとがった言葉を駆使し、リスナーの核を突くリリックでクールにビート上を滑走する。
前作Vol.1にて、福島いわきより参加していた ”音刃同士会”のリーダーDAZU-Oが前作に続き、本作にはソロで登場。ゴツゴツとしたガタイとイカツイ面構えとは裏腹に、ハイトーンボイスで、人間臭く、また誰よりも熱いリリックが心に沁みる。更にラップ、R&Bを融合したようなオリジナルなフローは唯一無人。
東京からは、品川区、江東区、世田谷区の3ブロックから4組のアーティストが参加。
東京各地より構成されたヒップホップ集団Yellow Diamond Crew、世田谷から ”バラガキ&ZEUS” が前作に引き続き、参加。同クルーのメンバーであり、ZEUSと同じHOODで、桜我、T-BABYにより結成された”3Block”地元三軒茶屋にHOOD イベント「Block Party」を展開するなど、日々に磨きをかける。
品川区からは、渋谷などを中心に活動を展開し、THE LOYALTYのメンバーでストレートなリリックの持ち主”T2K”が参加。パンチの聞いた彼のフローには目を張るものがある。
江東区からは、ダウンタウンの空気がひしひしと伝わってくる、ヒップホップクルー。
“LOCAL BABYLON”が参加。タイトなライミングスキルに、スムーズにビートを回していくグルーヴ感が強い印象を受ける。また、ラッパー以外にもトラックメーカーやジュエリーデザイナー、エンジニア等も所属している集団だ。
そして大阪、枚方からは、”87PLAYYAZ” が参加。大阪ミナミ、地元枚方などを中心に活動。 関西流のすさまじい勢いの中に、ハイクオリティなトリック感があり、メンバー全員がH-TOWN(枚方市)出身という、まさにHOOD MUSICを体現するユニットだ。ラフでタフと呼ぶにふさわしいライブパフォーマンスは、リスナーの目を釘付けにする事は間違いない。
そして愛知、名古屋からは、「メッセージの強いストレートな気持ち」「経験をリアルにかいたリリック」 その言葉の重さが強く響くアーティスト、”G-56”が参加。イベントオーガナイザーとしても精力的に活動。 そのオーガナイズ数は年間47本にも及ぶ。止まる事をしらず、加速のみを知る名古屋の革命児。
九州、福岡からは、前作に引き続き、九州各地でもその名を轟かせている、”JAP-H”が参加。 ライブパフォーマンス、マイク捌きには、数々の現場を叩きあげてきた事を実感させるスキルがある。
鹿児島からは、スタイルにこだわる事無くフロー、リリック、ライブ、常に拘りに囚われず変化し続け、その独特なリリックがリスナーの首を振らせる”ZANGEN”が参加。
外側ではなく、内側は ”非常に濃い” 内容に仕上がった若き血Vol.2。 全国の若き、熱き声達が詰まった、全13曲を収録。 又、本作に対しても全国ツアー敢行を予定。次世代達の期待が高まるコンピレーションアルバム”若き血 Vol.2” 聞き逃し厳禁な一作である。