志人 / 位相空間EP
本作品は志人が”位相幾何学/トポロジー”から得たインスピレーションを元に構築された楽曲集である。アンリ・ポアンカレが提唱した「数学とは、異なるものを同じものと見なす技術である」という言葉に志人が感銘を受け制作した本作品
-“心と脳で紐解く謎解き音楽集”-
本作品は志人が”位相幾何学/トポロジー”から得たインスピレーションを元に構築された楽曲集である。
トポロジーの創案者である19世紀の数学者ジュール=アンリ・ポアンカレが提唱した「数学とは、異なるものを同じものと見なす技術である」という言葉に志人が感銘を受け制作した本作品は、一聴して異なる雰囲気を持つ楽曲集であるが、各々一貫した”=”の関係性を持っているのだという。
果たして、作者の意図を聴き手側は掴むことができるであろうか?
各楽曲にはその意図を紐解く無数の”鍵”あるいは”ヒント”が隠されており、壮大な謎解きミュージック集となっている。
「位相空間EP」における志人の詩の世界観は、過去の作品とは類を見ないスタイルで、時にはある一つの分野に夢中になりすぎたが故に、はたから見れば狂人と勘違いされてしまうマッドサイエンティストの語り口のようにも聴こえる。
天文力学にも通ずる無重力空間を旅するかの如き自由奔放な詩と抽象の極みを想わせる歌い回しは圧巻。脳で紐解く謎解き音楽。
全てのTrackを手掛けるのはTempleATSのトラックメーカー、そして画家でもあるONTODA/戸田真樹氏である。
今日の音楽家達の中でも他に類を見ない確固たる世界観を醸し出すONTODAの音楽は、正にアブストラクト。
無声映画の心象風景を思わせる映像音楽の世界から、サンプリングコラージュアートサウンド、真のアンダーグラウンドヒップホップ、果てはフリージャズの世界観までひと飲みしてしまう音楽家としての才能を遺憾なく発揮している。
アルバムジャケットは画家 戸田真樹氏が当時16歳の時に自宅のPCで描いた作品。
本作品の数学的、天文学的なコンセプトと絶妙にマッチした世界を創り上げ、近年の絵画作品の雰囲気とはまた違った戸田真樹氏の芸術の初期衝動を想起させられる。
-“想いの根”、”植物の根” 肝心な物事の”根”は目には見えない部分に隠されている。
“外的宇宙と内的宇宙、内側と外側、外見と内面” “目に見える世界と見えない世界”
それらを紐解く鍵の在り処は一体どこに?
果たして、貴方はこの「位相空間EP」が孕む?謎?が解けますでしょうか?”-
-“心と脳で紐解く謎解き音楽集-がここに誕生”-