COPPU / Fate
妻であり、母であり、ラッパーである。妊娠中、子育て中も録音を続け、その時の心境を赤裸々にラップしました。宿命とはまさにこのことであり、宿った命とともに変化し続ける "COPPU"、サードアルバムが完成。
妻であり、母であり、ラッパーである。ヒップホップに魅了された女ラッパーが結婚、妊娠、出産を経験し新作をリリース。妊娠中、子育て中も録音を続け、その時の心境を赤裸々にラップしました。宿命とはまさにこのことであり、宿った命とともに変化し続ける "COPPU"、サードアルバムが完成。
リード・トラックでもある「shiki」で始まる今作。ピアノの旋律が美しいDJaoのBeatにCOPPUの繊細で包み込むような言葉が舞う。「耳を澄ませば」では、客演に ラッパーでありビートメイカーでもあるtanpi。心地よい掛け合いを生み出した。「be alive」でもtanpiのBeatとの相性の良さが伝わり、絶妙な世界観が広がる。「Key word」「Judgment」はレーベルの社長であり旦那であるAIR.EI-ONEがBeatを担当。妊娠前、ラッパーとしての自分に決して迷いはないと確信し揺るがない思いを提示した曲。「No genderstyle」ではDJ aoの力強いBeatに鋭い言葉を放ち自身のStyleとは?を問う。唯一BeatをCOPPUが担当し、イベントで交友のある女性ラッパー9人を客演に、私にとって音楽とは?をテーマに作られた「That's my music」は、総勢10人(Spytuss、ぎっちょ、CASPER、秀吉a.k.a.自称アイドルラッパー 、tally、Lady CAT、LIP STORM、AYAa.k.a.PANDA、FUZIKO)のまさに女のリアル。そしてchop the onionの哀愁漂う音で、実体験を元にもう会えないかもしれないけれど会いたい人へ綴った曲「No limit」。岩手のラッパー、ビートメイカーPyuntaがシンプルかつ渋めのビートで際立つ「雨のち晴れ」。「レールRemix」ではLaughがRemixを担当。客演のアスベストと男女の切なく甘酸っぱい恋模様を描いた。「tsukuridasu」でもchop the onionがBeatを担当し、あるがままにを大事にするCOPPUの心情が描かれている。ママのラップが聴こえたよ。と実際に息子の声を取り入れ、HISANOVAの壮大な音で始まる「2013特別な1日」。息子を産んだ壮絶な記憶と幸福に包まれた出産直後に綴られた1曲。「Sunrise」ではfragmentによる温かみのあるBeatで、愛する人への想いや些細なことも幸せだと感じる日々を描写。女性として、ラッパーとして、宿った命と共に生み出されたアルバムのラストを飾るのは、前作のリード・トラックでもあるSlumberのYakkle Remix。カテゴライズされないCOPPUのありのままが今羽ばたく。
■PROFILE
地道なライブ活動や数々のコンピレーションCDへの参加を経て、2008年にファーストフルアルバム「Story teller」を発売。ごく普通の女の子が一人の正統派なラッパーとして、実力で勝負するという有りそうで無かったスタイルで全国の注目を浴びる。ライブの本数も都内から全国へ、その活動の場を広げていった。2009年に5曲入りミニアルバム「One place」を発売。前作からわずか8ヶ月でリリース。話題性や意外性だけでない、芯のあるアーティストであることを証明。2010年には関西を代表するDJ NAPEYのアルバム「NAP TRAP!」や東京の下町コンピレーションアルバム「錦」に参加。幅広い活躍を続ける中、2011年セカンドフルアルバム「Twilight」をリリース。結婚、妊娠、出産を経験し、人妻でありママとなり4年ぶりにサードフルアルバム「Fate」をドロップ!!!