Kentaro Iwaki / Less Is More
あらゆるルーツ ミュージックと同時代的ビート/グルーヴサイエンスが融合し生まれる、躍動的でイマジネイティヴな”音の旅”がここに!※初回限定CD特典付き!!
エクレクティック・サウンドの先駆=Kentaro Iwakiが、オウン・レーベル
1972年生まれのKentaro Iwakiは、今や伝説と呼ぶに相応しい下北沢のクラブSlitsで、90年頃からDJキャリアをスタート。
ヒップホップ、レアグルーヴ、ディスコ、ハウス、テクノ、ブレイクビーツ、ワールドミュージック等、あらゆるジャンルをターンテーブル上で紡ぐエ クレクティック・スタイルの先駆として、西麻布Yellow、青山Mix、渋谷The Room、南青山Blue、をはじめ、90年代~00年代にかけてのキーとなるクラブでのDJ活動
を展開。同時にCisco~Stylusとダンスミュー ジック・シーンの中枢の一つとなっていたレコードショップでのバイヤーとしての顔を持ち、その広大な音楽知識と先鋭性と普遍性を持ち合わせた彼独 自のセンス/感覚は、ジャンルを越えた多くのDJ/クリエイターからの信頼/支持を集めてきた。そして90年代後半頃におは、サウンドクリエイ ターとしての活動もスタートさせ、Dub Archanoid Trim、Blowman等の名義を使い分けて国内外の様々なレーベルから作品をリリース。正にクラブ・ミュージック・シーンのキーパーソンとしての活動 を全方位的に展開させてきた才人である。
08年に東京での生活に終止符を打ち、ジプシー・スタイルでのDJ/アーティスト活動を展開してきたKentaro Iwaki。2012年に自身のレーベル
More』となる。
このアルバム『Less Is More』で描き出される音像は、Kentaro Iwakiがその終わる事の無い"旅”で観る風景、過ごす時間、そして体験の数々を、”音楽"というアートフォームで具現化したものの様に響く。時にア コースティック・サウンドで優しく語りかけ、時に電子音響で意識を覚醒させ、時にはダブワイズな響きで煙に巻き、時に祝祭的なダンスへも導き、さ らにはジャズの豊かな香りも漂わせていく。その時に映像的で時に肉体的な音像は、ジャズ、ダブ、NW、ワールドミュージック、電子音楽、アンビエ ント、ヒップホップ、ブレイクビーツ、ミニマル、ハウス、テクノ…様々な音楽を吸い込んで生み出されたいく。
正に"サウンド・ジャーニー"。あらゆるルーツミュージックと同時代的ビート/グルーヴサイエンスが融合し生まれる、躍動的でイマジネイティヴ な”音の旅”がここに!!
※初回限定CD特典付き!!
<楽曲解説>
太く波打つボトムラインを携えてライブ感のあるドラムと共に叩き出す緩やかなダウンテンポ・グルーヴに、鍵盤と弦楽器、そして電子音響が暖かく雄 大な音像を描き出す「Fahble」で、この壮大な音の旅は幕開ける。ブラッシーなリズムに、 暖かく柔らかな鍵盤のリフレイン、太く脈打つボトムラインが重なり、ジャズ~アンビエント的メローネスと
そして一転、フィールドレコーディング的なSEをバックに、アコースティックなギターの調べや音響を優しく響かせていくアンビエンスな 「Chill Mountain」を挟むと、パーカッションを交えたリズミカルなビートコンビネーションでまるでアフリカン・サウンドの様なダンス・グルーヴを展開する 「Primitive Dance」、暖かく幻想的な鍵盤の広がりに、黒さを感じさせるヴォイス・サンプルが散りばめられロウなディープハウス・グルーヴ「At the Begining」と躍動的なダンス・グルーヴへの世界へと展開。
そのロウなサウンド/グルーヴ感を受けて、ビート、電子音響、そしてサックス、フルートの演奏が織り成すフリーフォームで緩やかなジャズTRK 「Jazzin Lounge」、女性のヴォイス・フレーズやスクラッチ等を交えたサンプリング・コラージュ感溢れるヒップホップ的TRK「Dance Is Yours」、乾いたドラム・ブレイクに、太く揺らすベース、ピアノ、ワウ・ギター等ブラック・ルーツ・サウンドのサウンド・ピースがオーガニックにひし めく「Cedern Fregrance」、そしてピアノとビート/音響のみで織り成す「Piamo」を挟んで、ジャズ的リズムを織り交ぜた暖かく映像的なダウンテンポ 「Dreaminess」で幕を閉じる。
<プロフィール>
KENTARO IWAKI
DJ/SOUND CREATOR
1990年頃、今は無き伝説のクラブの一つ、下北沢SLITS等からDJ活動をスタート。 WEB、真空管、ROOM、BLUE、MIX、YELLOW、UNIT、等々、東京都内で各時代、各所でレギュラーを持つ。
特に、10年以上続いた井上薫とのパーティー"FLOATRIBE"は、日本を代表するパーティーの一つに成長した。
自身の作品群の広がりと平行して各地に呼ばれる様になり、2008年頃東京生活に終止符を打ち、自身の車で全国を巡るジプシー的スタイルを確立。
多い年で年間プレイ回数約100本、走行距離年間約4~5万キロ。プライベートを含めると、47都道府県全てを廻った。
DJと平行して長年勤めて来たレコードショップ"CISCO"~"スタイラス"のレコードバイヤーとしての知識、趣味である旅が重なり合った選 曲、ミックスは奥深く、ジャンルレス。グラフィックデザイナーのIPPI氏は、"細胞から踊らせるDJ"と、評した。
AME、THEO PARRISH、MINILOGUE、LARRY HEARD、ISOLEE、HERBERT、THOMA FELMAN、JUAN ATKINS等々アーティスト来日時に招聘されての共演も多数。
現在は、出身地である富山にアトリエを構えつつも、とりわけ拠点という概念を持たず活動し、全国各地、かつ、不定期で行われる自身のパーティー"RESONANCE"、大阪での"TRESUR"、岡山での"ORGANIC GROOVE"等を軸に、大小様々なクラブパーティー~フェスに出演。自由度の高い活動を続けている。
作品群としては、LARRY HEARD、SPECIAL OTHERS、曽我部恵一、ショパン等、国内外問わず数々のアーティストのリミックスを担当しており、その他、伊IRMA、MULE MUSIQのメガミックスや、KENTARO IWAKI, DUB ARCHANOID TRIM, BLOWMAN等の名義でオリジナル作品も数多くワールドワイドにリリースしてきた。
また、KIWAI GRAPHICの名でグラフィック活動、過去にはNHKで音楽講師を担当した実績もある。
2012年、自身のレーベル"RESONANCE RECORD"を立ち上げる。
1972年生まれ。