DJ DIG-IT / New Vinylgie
温故知新をテーマに作成したMIX CDです。HIP HOPを中心に幅広い年代の音楽をMIXに収録しました。収録はレコード、CD、データなど様々なフォーマットでリリースされている楽曲を収録しました。
温故知新をテーマに作成したMIX CDです。
HIP HOPを中心に幅広い年代の音楽をMIXに収録しました。
収録はレコード、CD、データなど様々なフォーマットでリリースされている楽曲を収録しました。
あまり耳にしないしない曲はDJとしてもちろん収録しましたが、定番の曲も多数収録しましたので
普段音楽を聴かないリスナーまで届けることが出来ると思います。
また、MIXに収録されている自分の楽曲を使用してPVも製作してもらいました。
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私がDJ DIG-ITに初めて会ったのは横浜スタジアムにほど近いCLUBの中だった。
その日は手羽唐揚げを食べて手がとてもベタベタしていたのをよく覚えている。
友人に紹介された彼は、こんな汚れきった私にまだあどけなさの残る笑顔でシェイクしてくれた。
彼の手はとてもサラサラしていた。
その日から、わからない曲があると私は彼に電話をした。
彼は私が尋ねるどんな質問にも正確に簡潔に答えてくれた。
どこの国の盤がいい、みたいなことも教えてくれたし、他に同じネタを使っている曲や同じレーベルなどの関連商品までお勧めしてくる楽天みたいな奴だった。
私にはジャケットを見ただけで「これはブラジル盤」などとわかるほどの知見はなかったが、彼に言われたことをそのまま周りの人間に言っていた。
いつのまにか私は「digger」と呼ばれていた。
「温故知新」
これが彼の今回のmix=音楽を含めた
NEW NOSTARGIE 家具
TOKYO MILD FOUNDATION 映像
WILL 衣服
との3者とのコラボ企画のテーマのようだ。
これは今回の企画のテーマというより人生の命題とも思えるほど彼に合った言葉である。
mixを聞いてみると、やはり一本を通してDIG-IT独特のセピア感というか、とても落ち着いた空気が流れている。
繋ぎも丁寧かつ時に大胆に。
さわやかながらも、どこか夜が合う選曲。
家で飲みながら心地よく聴いていたはずが、BE辺りから頭を振り出した私は、CDを聴き終わった後にはPCの前で失禁していた。
私はこのmixを通して一貫した空気がとても好きなのだが、衝撃的なのはこのmixに入ってる曲の年代である。
70年代から2016年まであるのだ。
古い曲もあれば、それを誰かが温めなおし生き返らせた曲もある。
これこそが温故知新。
その幅広い年代から集められた曲たちの一部分を緻密なパズルのように組み合わせ「ひとつの空気」を込めたmixにする。
これもひとつの温故知新の形だろう。
Written By 冬人ストラット from MEATERS
■PROFILE
新旧HIPHOPを中心にFUNK、JAZZ、SOUL等が大好物。
欲しいレコードやCD、データを日々漁りながら、都内や横浜など様々な現場でDJ中。
主に横浜で活動している極太変態HIPHOP BAND「MEATERS」にスクラッチ担当として所属。
同グループのMCを担当している句潤のバックDJとしても活動中。
Meatersでは先日「濱Roll -Meaters Remix-」がBandcampにてフリーで公開され話題を呼んだ。
研ぎ澄まされた楽曲はもちろん、TOKYO MILD FOUNDATIONによるPVの映像クオリティにも要注目だ。
自身ではMIX CD「New Vinylgie」が発売中。
また「New Vinylgie」に収録された自身の楽曲が近日7インチで発売予定。